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江戸を斬る』(えどをきる)は、TBS系テレビ番組『ナショナル劇場』(後の『パナソニック ドラマシアター』)で放送された時代劇である。第8部まで製作・放送された。放送時間は月曜20時00分から20時54分。

2009年現在、第2部(『江戸を斬るII』)のみDVD化されている。2010年からはBS-TBSでも再放送が行われている。

シリーズ一覧[]

各シリーズの詳細については、それぞれの項目を参照されたい。

番組名 放送期間 主演
第1部 江戸を斬る 梓右近隠密帳 1973年9月24日 - 1974年3月25日 竹脇無我
第2部 江戸を斬るII 1975年11月10日 - 1976年5月17日 西郷輝彦
第3部 江戸を斬るIII 1977年1月17日 - 1977年7月11日
第4部 江戸を斬るIV 1979年2月12日 - 1979年8月6日
第5部 江戸を斬るV 1980年2月18日 - 1980年8月11日
第6部 江戸を斬るVI 1981年2月16日 - 1981年8月24日
第7部 江戸を斬るVII 1987年1月26日 - 1987年8月17日 里見浩太朗
第8部 江戸を斬るVIII 1994年1月31日 - 1994年7月25日

主な登場人物[]

キャラクター 演じた俳優 出演部 キャラクター像
梓右近 竹脇無我 主人公。
双子は畜生腹という迷信から始末されようとしたところを大久保彦左衛門に救われ、彼のもとで育つ。
彦左衛門の元を出てからは市井で瓦版の原稿を書きながら自由気ままに暮らしていた。
彦左衛門から右近の事を聞いた家光から由井正雪の動静を探るよう頼まれ、密使として活躍する事となる。
保科正之 右近の双子の兄。
遠山金四郎 西郷輝彦 Ⅱ~Ⅵ 主人公。
気楽な遊び人であったが、斉昭に諭されて悪と戦う為、北町奉行の任を受ける。
第2部終盤にて鳥居耀蔵一派の陰謀に嵌り北町奉行の任を解かれるが、
鳥居失脚に伴い南町奉行の任に就く。Ⅳからは「大工の金公」として活動するようになる。
里見浩太朗 Ⅶ~Ⅷ Ⅶの役職は江戸北町奉行。
正義感は人一倍強いのだが、権力を厭いどこか世をすねて生きてきたのを
斉昭に諭されて北町奉行の要職を引き受けるという設定になる。
柳生奈美 松坂慶子 ヒロイン。
十兵衛の妹。剣の達人。兄と共に正雪の動静を探っている。
おゆき(雪姫) Ⅱ~Ⅵ ヒロイン。
徳川斉昭の娘で普段は魚屋の娘として、行商に勤しんでいる。
相愛の金四郎とはⅢ第13話にて結ばれる。
北辰一刀流の千葉周作に学んだ剣の達人であり、危険な目に遭わせたくないとの金四郎の心配を余所に、
正体を隠して「紫頭巾」として行動する。
葵小僧新助 松山英太郎 義賊(葵小僧)として、江戸市中を騒がせていた。
孤児だった自分をお艶の父親が拾って育ててくれたことから、お艶を未だに「お嬢様」と呼ぶ。
右近に正体を悟られ、右近に連れられ町奉行(石谷十蔵貞清)に出頭する。
奉行の温情により、罪には問われなかった。
一心太助は、生き別れの弟だった。
次郎吉(鼠小僧) Ⅱ~Ⅵ 葵小僧新助と同様のキャラクターで、普段は気さくな好人物だが、夜の世界では怪盗(義賊)として活動していた。
後に金四郎やおゆきの協力者となる。
Ⅱでは、太助を「あにき」と呼ぶ気弱さを見せ、Ⅲでは、次郎吉自身が「あにき」と呼ばれる存在となる。
Ⅳ以降は、小料理屋「まさご」を構え、そこの主人に納まった。
雨森忠助 北町奉行所同心。
同心のまとめ役であり、金四郎の参謀的存在でもある。
一心太助 松山政路 魚屋。
大久保彦左衛門を尊敬している。新助を兄と知り、兄を救うため敵地に乗り込むが、捕らえられる。
その時、新助と兄弟の名乗りを上げる。
お艶 鮎川いずみ 芸者。
元は裕福な商家のお嬢様だった。親の仇を討つ為、情報を収集していた。
ひさごお仙 表の顔は小料理屋の女将だが、実は斉昭配下の女忍。
金四郎を助けて探索活動を務める。
お政 春川ますみ Ⅱ~Ⅵ 魚屋(魚政)の女将。
水戸徳川家・遠山家で奉公した金四郎の乳母。お雪を長女として育てた。多少の事には驚かない、頼もしい人物。
お小夜 いけだももこ お政の次女。
お千代 遠藤真理子 Ⅱ~Ⅵ お政の三女。
柳生十兵衛 若林豪 右近とは旧知の仲。正雪の動静を探っている。
橘町の源七 志垣太郎 金四郎と旧知の岡っ引き。
がってん竹 高橋元太郎 長兵衛の部下。
太助 魚政で行商を行っている。
仲間に「あにき」と呼ばれている。
鶴吉
のっそり松 浅若芳太郎 金四郎と旧知の岡っ引き。
島村弥五郎 高田次郎 北町奉行所同心。
関谷五郎次 北村英三 北町奉行所同心。
小綱町の佐吉 和田浩治 片桐配下の岡っ引き。
片桐弥平次 田村亮 南町奉行所同心。
後にスリのお京と恋仲になる。
木島忠兵衛 水上保広 南町奉行所同心。
石橋堅吾 関口宏 Ⅳ~Ⅵ 南町奉行所の同心。
金四郎から信頼されている。息子の堅太郎と二人暮らしでいる。
小夜 榊原るみ じゃじゃ馬で女の身でありながら目明しをする長兵衛の娘。
近所に住む右近に好意を持っており、朝食を作って持っていく事が度々ある。
その為、奈美やお艶に焼きもちを焼いている。右近の正体については何も知らない。
お京 ジャネット八田 女スリ。
各部ごとに配役が違う。
ジュディ・オング Ⅳからは女目明かしで登場、
大工の金公に好意を寄せているようだが、金公の正体が金四郎であることについては知らない。
山口いづみ
由美かおる
有森也実 火消し一番組の頭・吉五郎の娘。
金さんの正体は知っている。
出目の金太 谷幹一 Ⅳ~Ⅵ、Ⅷ お京配下の下っ引き。
お京を「お嬢さん」と呼んで慕い、事件現場に必ず現れる大工の金公をいつも邪魔者扱いしている。
お京同様に正体が金四郎である事は知らない。出目の名はⅥから表記している。
亀三 文蔵の子分。
文蔵亡き後、跡を継いだお鈴の元で引き続き働く。
お美津 史織ゆき 「まさご」の女中。
両国の軽業小屋の手駒の見習いをした経歴あり。
脇坂八重 榊千代恵 脇坂重蔵の妹。
兄とは違い、心の優しい人物。
お志乃 「まさご」の女中。
その顔は脇坂八重と瓜二つである。
仁和令子 軽業芸者・志乃太夫。
両親を殺した一座の座頭で窃盗集団の頭に騙されて悪事をしていて、殺されかけたが
金四郎に助けられ「まさご」の女中となる。
その後は次郎吉と共に金四郎をサポートする。
雨森加代 松島玉枝 雨森の娘。
母親(=雨森の妻)を早くに亡くしている所から年の割にはしっかりしたところがある。
お鈴 大沢逸美 1~2話で登場した鳥越の文蔵の姪。
亡き伯父の後をついで目明しとなる。捕物のときは両端に分銅の付いた縄を投げつける技を使う。
中野みゆき 女目明かし。
おはる 沢田亜矢子 Ⅱ~Ⅲ お千代の親友。
居酒屋の女中。
弥太 日吉としやす Ⅱ~Ⅲ 魚政の行商。
鳥巣哲生
有光豊
己之助 鳥巣哲生 Ⅱ~Ⅲ 魚政の行商。
奔田陵
清吉 小笠原剛 Ⅱ~Ⅲ 魚政の行商。
竹村洋輔
白井滋郎
仙太 水谷邦久 魚政の行商。
東田真之
東田真一 Ⅳ~Ⅴ
竹造 小沢誠 Ⅱ~Ⅲ 魚政の行商。
徳光信夫
留吉 小坂和之 Ⅱ~Ⅲ
魚政の行商。
記久輝光
一番組吉五郎 藤岡琢也 金四郎が居候していた火消しの頭。
閻魔の伊蔵 南道郎 Ⅱ~Ⅲ 鳥居配下の岡っ引き。
あだ名の通り、町民から恐れられており、冤罪でも逮捕(処罰)しようとする。
金四郎の事を「桜の彫り物の浪人」と目の敵にしていたが、Ⅱ25話で正体を知る。
田口計
銀次 岡部正純 Ⅱ~Ⅲ 伊蔵配下の下っ引き。
お浜 二本柳俊衣 伊蔵配下の女。
伊蔵の為ならどんな詐欺行為もするが、ミスを犯し暗殺される。
うめ 千石規子 金四郎の祖母。
金四郎の嫁探しの為、咲を連れて江戸へ来た。お雪の本当の身分は知らない。
お雪の事は、当初は「魚屋ふぜいでは釣り合わない」と言っていた(しかし、お雪の人格そのものは評価していた)。
彦兵衛 長浜藤夫 Ⅱ~Ⅲ 金四郎や魚政の連中が通う居酒屋の親父。
おはるの父親。
大山のぶ代 Ⅲ~Ⅵ うめに仕えて同行してきた。うめが帰郷してからも、一人で金四郎・お雪夫妻の側に留まった。
石谷十蔵貞清 中村竹弥 町奉行。
右近の正体を知らされている。
新門辰五郎 火消し。
お政からは「あにさん」と呼ばれている。
喜蔵 不波潤 辰五郎の配下。
池田孫六 深江章喜 火付盗賊改方同心。重蔵の参謀的存在。
中島貞五郎 山本清 火付盗賊改方同心。
檜垣五平太 伊吹徹 火付盗賊改方同心。
由井正雪 成田三樹夫 幕府転覆を企む。
深慮遠謀の持ち主。
右近に捕まりそうになった配下の者は必ず暗殺し、なかなか尻尾を掴ませなかった。
脇坂重蔵 Ⅲ~Ⅳ 火付盗賊改方の指揮官。
強気な行動で、金四郎達と何度も衝突した。Ⅲ第25話で職を辞して和解する。
本多正純 葉山良二 かつての幕府重臣。
正雪と組み、家光暗殺を謀る。
金井半兵衛 川辺久造 正雪の配下。
丸橋忠弥 加東大介 槍の名人で、道場を開いていた。
心優しい人物で、右近とも仲が良い。
妻の治療で恩を受けた為、やむなく正雪の配下となる。
その為、正雪に盲目的に従っている訳ではなく、時には右近に同調する事もあった。
千葉周作 中谷一郎 斉昭配下の水戸藩士。
お雪の剣術の師匠。
三船敏郎
吉兵衛 加藤嘉 お京の父で細工職人。
娘のすった物をすられた人物を脅して様子を見ていたが、その相手にころさてれてしまう。
佐野浅夫 Ⅴでは岡っ引き。
探索中に命を落とす。
原田喜左衛門 中村錦司 Ⅱ~Ⅶ 遠山家の用人。
お雪が斉昭の娘である事も知っている。
気が弱く、うめには頭があがらない。
鈴木ヒロミツ
仏の長兵衛 大坂志郎 目明し。人情派の為「仏」とあだ名される。
右近を気に入っており、その正体を知る前は、娘(小夜)と結婚させよう、と思っていた。
中山伝右衛門 Ⅱ~Ⅲ 水戸藩の御用人。
金四郎とお雪との祝言ではお雪の養父となる。
鬼頭正眼 伊吹聰太朗 本庄や鳥居の配下として活動する浪人。
金四郎やお雪よりも剣の腕が立つが、最期は千葉周作に斬られる。
本庄茂平次 横森久 鳥居配下の御用人。
上知令に反対する神官・野中静山を殺害した為、鳥居によって牢に入れられたが、
お雪を捕えた事で帳消しになるはずだったが、鳥居の失脚で金四郎が南町奉行となった為に再び牢に入る事となった。
鳥居耀蔵 金田龍之介 江戸南町奉行。
私利私欲の為に無実の人間を遠島や死刑にする。
金四郎に敵意を抱き、様々な嫌がらせを行なう。
終盤、上知令に反対する神官の息子を救った金四郎を閉門に追い込む。
更にはお雪、お政達を捕らえ、水野、後藤をも裏切って失脚に追い込む。
得意の絶頂にあって「爽やかな朝」を迎えたが…
後藤三右衛門 田中明夫 商人。
水野の失脚の時に鳥居に力を貸していたが、
土井大炊頭利位を利用する為に鳥居に裏切られ死刑になるが、処刑される直前に鳥居の悪事の証拠を由美に託す。
水野由美 山口いづみ 水野忠邦の娘。
男装して馬を乗り回すじゃじゃ馬で、当初は浪人だった頃の金四郎とは対立していた
しかし彼に叱られて、奉行になった直後にお見合いも断られてからは恋心を抱くようになる。
第27話で、父である水野の策略で大奥へ入れられてしまうが、自ら髪を下ろして親子の縁を切って仏門に入る。
水野忠邦 安部徹 天保の改革を行なう老中。
終盤、鳥居に裏切られ失脚するが、Ⅴ最終話では再登場している。
柳生宗矩 志村喬 十兵衛の父。
右近の剣術の師でもある。
大久保彦左衛門 片岡千恵蔵 天下の御意見番。右近の正体を知る一人。
笹尾喜内 牟田悌三 大久保彦左衛門に仕えている。
無謀な主人を心配する場面もある。
松平信綱 神山繁 老中。
別名知恵伊豆と呼ばれるほど有能な人物。
土井利勝 水島道太郎
土井利位 天保の改革に反対する老中。
終盤にて北町奉行の任を解かれた金四郎を裁くよう鳥居に頼まれる。
徳川家慶 入川保則 Ⅱ~Ⅲ 江戸幕府第12代将軍。
田村亮
長谷川哲夫
竹脇無我
徳川斉昭 森繁久彌 Ⅱ~Ⅲ
Ⅶ~Ⅷ
徳川忠長 中村敦夫 兄(家光)に対抗心を持っており、由井正雪と手を組もうとする。
妻は奈美そっくりだった。
徳川家光 長谷川哲夫 江戸幕府第3代将軍。
右近、保科正之の兄。

ネット局[]

  • 近畿地方では、『梓右近隠密帳』のみ朝日放送にネットされ、その後、1975年3月31日ネットチェンジにより、第2部から毎日放送にネット局が変更になった。
  • 福島県では、『梓右近隠密帳』と第2部から第6部(西郷輝彦版全作)が福島テレビにネットされ、第8部はテレビユー福島にネットされた。

関連項目[]

  • 遠山の金さん - 本作品第2部以降の主人公と同じく、遠山金四郎を主役のモデルとする時代劇

外部リンク[]

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