テンプレート:文学 『野菊の墓』(のぎくのはか)は、伊藤左千夫の小説。1906年1月、雑誌「ホトトギス」に発表。
15歳の少年・斎藤政夫と2歳年上の従姉・民子との淡い恋を描く。夏目漱石が絶賛。左千夫の最初の小説である。
左千夫の出身地である千葉県山武市の伊藤左千夫記念公園には、政夫と民子の銅像がある[1]。
また、この作品の舞台となったのは、千葉県松戸市矢切付近であり、同地区には伊藤左千夫の門人である土屋文明の筆になる野菊の墓文学碑がある。また、矢切の渡しは、政夫と民子の最後の別れの場となった所である。
映像・舞台作品[]
テレビドラマ[]
- 1959年 - 『野菊の墓』/日本テレビ系、出演:中村萬之助、夏川静江、津村悠子、神山繁
- 1961年 - 『野菊の如き君なりき』/出演:久保賢、宮裕子
- 1963年 - こども劇場『野菊の墓』/出演:太田博之、岸久美子
- 1965年 - 近鉄金曜劇場・愛とこころのシリーズ『野菊の墓』/ABC・TBS系、出演:池田秀一、二木てるみ、沢村貞子
- 1973年 - 女・その愛のシリーズ『野菊の墓』/NET系、出演:岡崎友紀、江木俊夫、菅井きん
- 1975年 - 少年ドラマシリーズ『野菊の墓』/NHK、出演:長谷川諭、竹井みどり、小山明子、伊佐山ひろ子
- 1977年 - 土曜ワイド劇場『野菊の墓』/テレビ朝日系、出演:山口百恵、佐久田修、南田洋子
- 1993年 - 『野菊の墓』/テレビ東京系、出演:黒沢あすか、藤田哲也、池内淳子、乙羽信子、ハナ肇
- 1994年 - 文學ト云フ事『野菊の墓』/フジテレビ系、出演:井出薫、村島亮、橘雪子
映画[]
- 1955年 - 『野菊の如き君なりき』/監督:木下惠介、出演:田中晋二、有田紀子、杉村春子、田村高廣、笠智衆、松本克平
- 1966年 - 『野菊のごとき君なりき』/監督:富本壮吉、出演:太田博之、安田道代(現・大楠道代)、宇野重吉、川津祐介
- 1981年 - 『野菊の墓』/監督:澤井信一郎、出演:松田聖子、桑原正、島田正吾、加藤治子、樹木希林
舞台[]
- 1983年 - 宝塚歌劇団月組『野菊の詩』(野菊の墓)/脚本・演出 酒井澄夫 出演:郷真由加、春風ひとみ 場所:宝塚バウホール
- 2001年 - 演劇倶楽部『座』詠み芝居「野菊の墓」/演出:壤晴彦 出演:成田浬、美咲歩 場所:東京芸術劇場小ホール
- 2003年 - 演劇倶楽部『座』詠み芝居「野菊の墓」/演出:壤晴彦 出演:成田浬、美咲歩 場所:紀伊國屋ホール
- 2005年 - 演劇倶楽部『座』詠み芝居「野菊の墓」/演出:壤晴彦 出演:高野力哉、徳垣友子 場所:全国ツアー
- 2007年 - 演劇倶楽部『座』詠み芝居「野菊の墓」/演出:壤晴彦 出演:高野力哉、美咲歩 場所:東京芸術劇場小ホール
- 2008年 - イッツフォーリーズ ミュージカル「野菊の墓」/演出:雁坂彰 脚本:佐藤万里 音楽:酒井義久 場所:俳優座劇場
- 2009年 - 演劇倶楽部『座』詠み芝居「野菊の墓」/演出:壤晴彦 出演:高野力哉、相沢まどか 場所:京都・広島・静岡・神奈川
- 2009年 - イッツフォーリーズ ミュージカル「野菊の墓」/演出:雁坂彰 脚本:佐藤万里 音楽:酒井義久 場所:高知・香川・徳島・愛媛
関連項目[]
- 野菊
- 悲恋
- 純愛
脚注[]
テンプレート:脚注ヘルプ
- ↑ 山武市>伊藤左千夫ゆかりの地 (山武市の公式サイト)
外部リンク[]
- 『野菊の墓』:新字新仮名(青空文庫)
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